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2014-02-21
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歯とお口の百科事典

妊娠期のお母さんの歯について



妊娠中や子供を産んだあとは赤ちゃんにカルシウムを奪われてむし歯になりやすいと言われますが、これに対しての医学的根拠は全くありません。しかし、妊娠中や産後のお母さんがむし歯になりやすいのは確かにあります。

なぜ妊娠するとむし歯になりやすいのか

・ 口の中の変化によるもの
妊娠による粘膜組織の変化、細菌に対する抵抗力の低下、唾液中の成分の変化により、口の中に細菌がすみやすくなってしまうためです。
・ 歯みがきを怠ってしまう

つわりがひどいと歯ブラシを口の中に入れただけでもどしそうになり、つい歯みがきを怠ってしまいます。また、栄養をとろうとして何度も食事をし、その都度みがかない、不規則に食事をとる等も原因の一つです。どうしてもみがけない場合は洗口(ぶくぶくうがい)だけでも効果があります。


むし歯以外にもかかりやすい歯の病気

妊娠中はむし歯以外にも多くの病気にかかりやすくなります。
・ 妊娠性歯肉炎・・・・・・・歯ぐきなどから出血しやすくなります。
               妊娠2〜3か月からみられ、妊娠中期に顕著にみられます。
・ 口内炎・・・・・・・・・・妊娠7〜8か月がいちばん多く出産後治ります。
・ 歯周病・・・・・・・・・・妊娠性歯肉炎と重なってしまうと進行が進み歯がグラグラします。
               妊娠3か月頃から始まり、出産直前まで続きますが産後は回復します。 
・ 歯性中心感染症・・・・・・歯の慢性化膿性炎症から体の他の部位に異常を起こします。

このほかにも様々な病気にかかることがあります。
放っておいても治りませんので異常がわかったらすぐに当院にご相談下さい。

妊娠期の食生活

母体や赤ちゃんのために栄養のバランスがとれる理想的な食事は、赤ちゃんの歯にとってもよいことです。赤ちゃんの歯は、妊娠して1ヶ月頃からつくられ始めて3ヶ月頃にはカルシウムを主とした無機質が沈着して固くなっていきます。赤ちゃんの歯の形成期につわりによる偏食や薬を多用した場合、質の悪い歯ができてしまいます。



虫歯や妊娠性歯肉炎には、歯磨きがいちばんの予防と治療になります。つわりで歯磨きは大変だとは思いますが、がんばって歯磨きをしましょう。

妊娠中の歯の治療は安定期(およそ5〜7か月目)に行うのが望ましいとされています。
それ以外の時期でも、予防処置、応急処置などの治療はできますが、妊娠のできるだけ早い時期に検診される方が良いでしょう。

自分の歯と赤ちゃんの歯を守るためにも、お口の中の異常には十分に気をつけて下さい。